Wind River Blog Network 翻訳版
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December 4, 2017

オムロンのインダストリアルIoTの課題解決をウインドリバーが支援

「未来工場」を実現


投稿者:Alex Wilson

デジタルビジネストランスフォーメーションを検討するにあたり、どのように企業の業績を上げたり、新規市場や隣接市場に進出したりできるかについて、考慮するべき側面が多数あります。インダストリアルIoT(IIoT)やIndustry 4.0は、インテリジェントな意思決定を活用して産業用制御システムを最適化することで、デジタルトランスフォーメーションを促進しています。それを可能にするために、工場設備を接続して、データを抽出し、データ分析を行います。工場設備をこのように捉えることで、効率化や品質向上、オートメーションの強化を目指した、インテリジェンスビジネス指向の意思決定を行えるようになります。

未来工場の実現にあたっては、信頼性、安全性、サイバーセキュリティ、コネクティビティ、生成されるデータ量など、クリアすべき課題が数多くあります。もっとも、実用面では、こういった課題を解決するソリューションが登場しており、現在の工場インフラを進化させることが可能です。

ウインドリバーのお客様であるオムロン株式会社(以下、オムロン)は、このように進化するスマートマニュファクチャリングの最前線に立っています。同社のインダストリアルオートメーションビジネスカンパニーが最近発表した初の産業用PC(IPC)プラットフォームは、IoTの活用と高速かつ高精度なオートメーションでモノづくりを革新することに特化しており、製造現場に恩恵をもたらします。ウインドリバーでは、工場へのIoT導入時に顧客が直面する複雑な課題を解決できるように、オムロンをサポートしました。

同社では、製造現場へのIoT導入を検討した際に、いくつかの課題が判明しました。まず、IPCは実際の装置を制御すると同時に、バックオフィスのITネットワークと通信を行う必要がありました。次に、この新世代「コントローラは、複雑なアプリケーション開発ニーズに対応できなければなりませんでした。複雑さに拍車をかけるのが、過酷なインダストリアル環境の性能と信頼性において、オムロンの高い品質基準を満たす必要性です。

Omron2

ウインドリバーのソリューションは、オムロンのIPCプラットフォームの基盤であり、ウインドリバーのOS、VxWorksLinuxが使用されています。両OSにより、オムロンはセキュアなIoTコネクティビティに高速かつ高精度なリアルタイムオートメーションを組み合わせて、品質、堅牢性、長期的な信頼性の厳しい基準を満たすことができたほか、最終顧客にVxWorksかLinuxを搭載したコントローラを柔軟に選択してもらうことが可能です。

ウインドリバーは今後も、オムロンが製造分野のオートメーション、生産性、品質の向上に向けて、IIoTコネクティビティ、サイバーセキュリティ、デバイス管理を強化することにより、現場やエッジデバイスのさらなるイノベーションを実現できるよう支援していきたいと考えています。同社がIPCプラットフォームを開発した経緯と「未来工場」のビジョンについては、採用事例で詳しくご紹介しています