Wind River Blog Network 翻訳版
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October 3, 2017

ウインドリバー、セキュアなデバイスライフサイクル管理でインダストリアルIoT(IIoT)を進展


投稿者:Keith Shea

インダストリアルIoT(IIoT)がお客様に対して価値を創出できるのは、接続されたデバイスがアクティブに監視、管理されている場合に限られます。こういったデバイスのセキュリティ、運用、動作を最高レベルで保証するには、デバイス管理をIoTシステムアーキテクチャの一部として最初から組み入れておくことが必要です。デバイス管理はIoTを実現する主要な要因であり、今日のIoT導入において非常に重要な要素です。

IDCによると、既存の産業用組込みデバイスの85%は、現在インターネットに接続されていません。市場のごく一部しかIIoTの恩恵を受けていない現状では、IIoTの進展を目指して、エコシステム全体でやるべき仕事は大量にあります。既存のデバイスの多くは長期間稼働しており、IoTに対応するように設計されていません。そのため、このような旧式デバイスを接続すると、企業のセキュリティやプライバシーを侵害する、新たな攻撃サーフェスが生じることになります。それを踏まえて、ウインドリバーは本日、セキュアなデバイスライフサイクル管理プラットフォームWind River Helix Device Cloudの最新版を発表しました。以下の新機能を備えています。

  • セキュリティの強化:即座に接続でき、管理性に優れ、セキュリティ強化されたデバイスをインテルのテクノロジで実現する、ゼロタッチオンボーディング

  • デバイス管理機能の強化:業界をリードする戦略パートナーTelit社の基盤IoTテクノロジを活用した、リモート監視、ソフトウェアOTA/ファームウェアOTAアップデート、アラート、ルール、アップデートの展開、データ管理、監視

  • 柔軟な実装オプション:パブリック、プライベート、ハイブリッドクラウドに加えて、パブリッククラウドのリージョン指定に対応した拡張オプションのサポート

  • 幅広いOSサポート:新しいPythonエージェントを利用したデバイスの簡単な接続、多種多様なインテリジェントゲートウェイや異なるOSを搭載したデバイスの管理を簡素化

  • APIの拡張セット:デバイスデータやデバイスアプリケーションを、ビジネスプロセスやビジネスシステムで簡単にコンテキスト化

Wind River Helix Device Cloud Image 1_small

Device Cloudは、先日発表されたIntel Secure Device Onboard(Intel SDO)にも統合されています。デバイスメーカーはDevice CloudとIntel SDOを組み合わせることで、デバイスのオンボーディング、管理、コネクティビティ、セキュリティの大規模な自動化に必要な構築済みツールを手に入れることができます。ゼロタッチのオンボーディングも含まれており、デバイスへのセキュリティ攻撃のリスクを減らし、プライバシーを確保するとともに、自動化によって、インストールやオンボーディングの時間を秒単位に大幅に短縮することを目指しています。

企業はDevice Cloudを活用して、IoTへの投資から有益な価値を獲得し、費用対効果を生んでいます。以下は、ウインドリバーのお客様がそれを実現している2つの好例です。

  • 石油ガスサービス大手のWeatherford社は、Intel SDO試験プログラムに参加していました。同社は、既存の人工採油システムコントローラと、新しい無線センサー(ゲートウェイからクラウドまで)のデータを活用して、石油ガス生産に関わるインサイトを引き出すことを検討していました。同社はDevice CloudとIntel SDOを採用することで、ゼロタッチオンボーディングから継続的なゲートウェイ管理にいたる、セキュアでスケーラブルな油田エコシステムの構築が可能になります。同社の計画では、このソリューションにより、29万の設置済み坑井(センサーデータポイント87万個)のオンボーディングと管理が可能になります。世界規模の数万のゲートウェイに相当します。

  • 都市モビリティテクノロジの世界的大手Parkeon社は、ネットワーク対応路上スマートパーキングメーターの管理に、最新版Device Cloudを使用しています。同社はDevice Cloudの選定に際して、自社開発する場合より短時間かつ低コストで、プロジェクトのリスクを抑えて、ソリューションを実現できると確信していました。同社では費用削減だけでなく、市場投入までの時間を1年から半年に短縮できました。また、駐車以外のサービスを提供することで、IoTの世界に本格的に進出し、潜在的に数百万の利用者に責任を負うことから、同社はサイバーセキュリティを特に懸念していました。そのため、セキュリティを標準搭載したDevice Cloudのようなプラットフォームを採用することが、同社には重要でした。

IoTでは、変化は不断です。ビジネスリーダーはセキュリティを第1の課題と挙げており、今後もセキュリティは最大の関心事であり続けます。企業がデータからオペレーションについてのインサイトを得ていくなかで、ビジネスの優先順位は変化していきます。デバイスメーカーやIoTシステム開発者はDevice Cloudの最新版を活用して、デバイスの実装をセキュアに加速し、IoT運用の重大な穴を埋めることができます。企業が重要なビジネスデータを依存するデバイスのセキュリティ、運用、動作を最高レベルで保証します。

ウインドリバーがIIoTをどのように進展させているかについては、こちらをご覧ください。