Wind River Blog Network 翻訳版
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September 26, 2016

ウインドリバーの最新VxWorks製品により、組込み開発にJavaのメリットを適用


投稿者:Dinyar Dastoor

今日、IoT化を背景に、OSや組込みビジネス全体は、新たな黄金期を迎えているといえます。さまざまな市場分野の企業が、個々のデバイスだけではなく、相互接続されたシステムのデジタル化を試みているからです。各デバイスが異なるOSを実行している可能性があるため、こうした現場のデバイスをリモートからプログラミング、テスト、アップデートすることが大きな課題となっています。

ウインドリバーではこの点を考慮して、Wind River Micro Runtime for VxWorksリアルタイムOS(RTOS)を発表しました。これにより、C/C++サポートに加えて、Javaアプリケーションのサポートが当社のポートフォリオに加わります。IoTの開発者は、Micro Runtimeを用いてアプリケーションを設計することで、開発効率やコード移植性の向上、OTAでのバグ修正といったJavaのメリットを組込み開発に生かし、コスト削減と新たな収益機会の創出を実現できます。

Micro Runtimeの最適化された組込みJavaランタイムエンジンにより、お客様は無数のJava開発者のスキルを活用できるほか、アプリケーションを再利用して既存のVxWorksでも稼働させることができます。Micro Runtimeはまた、フットプリントが小さく、リソースに制約のある組込みデバイスに対するJavaサポートの典型的な問題を解決します。

具体的にはMicro Runtimeは、WindowsまたはLinuxホスト上で実行されるJavaランタイムエンジンとEclipseベースの完全なソフトウェア開発キット(SDK)を備えた包括的なソリューションであり、VxWorksベースデバイス向けのJavaアプリケーションを開発、デバッグ、デプロイできます。

図1:Micro Runtimeアーキテクチャ図

ウインドリバーの業界をリードするRTOSには次々と機能強化が図られており、Micro Runtimeはその最も新しいものです。この機能強化には、最近導入されたVxWorks Plusも含まれています。VxWorks Plusは、幅広く取り揃えた高度なミドルウェア機能とプロトコルで、VxWorksを強化します。航空宇宙・防衛、インダストリアル、メディカル、コンシューマ、ネットワーキングなど、業界に特化した多数のニーズに対応できます。VxWorksには、最も要求の厳しいIoTデバイスの開発に必要なセキュリティ、安全性、ネットワーキング、コネクティビティ、デバイス管理性、ユーザインタフェース、グラフィックス機能が含まれています。

またウインドリバーは最近、IBM Watson IoTプラットフォーム向けのVxWorksクライアントの提供開始を発表しました。これを皮切りとして、さまざまなクラウドサービス事業者向けのVxWorksクライアントシリーズを発表する予定です。

OSや組込みビジネスは、非常に面白い時代に入っていることは確かです。お客様のビジネスの変革にウインドリバーのテクノロジが貢献しているのを目のあたりにできるのは、大きな喜びです。